2010年度 社団法人渋川青年会議所 理事長基本方針
社団法人渋川青年会議所 第43代理事長 杉木 基泰
過去への畏敬 現在への挑戦 未来への責任
古くは宿場町として栄え、日本列島のほぼ中央に位置するこの渋川広域は、道路、鉄道ともに交通の要所であるとともに、上毛三山に囲まれた緑豊かな素晴らしい地域です。この地に社団法人渋川青年会議所が誕生し、先輩方のたゆまぬ努力の結果として、2010年、43年目を迎えることができました。創始の精神を代々受け継ぎ、その時々の命題に英知と勇気と情熱を傾け、「明るい豊かな社会」の実現に向けて邁進してこられた先輩方に、あらためて心より感謝申し上げます。 戦後の荒廃から目覚ましい経済発展を遂げた日本ですが、バブル崩壊を経験し、夢を抱いて迎えた21世紀も10年が経とうとしております。世界のバランスは大きく変化しました。9.11事件、新興国の台頭、地球環境の危機、そして米国発の世界規模の金融危機。そして私たちに直接影響してくることにも大きな変化が起きています。政権交代による影響、膨大な国の借金、年金問題、ますます鮮明になる地域間格差、紛れもない少子化、高齢化社会の到来。食の安全に対する問題、環境問題と増加する自然災害、青少年にかかわる様々な問題。このように考えてみると私たちは今、まさに混沌とした時代を生きているといえます。 これらの問題は、だれかが個人で解決できることではありません。何故ならば、地球上全ての人々が、それぞれの価値観で行動している結果として、この混沌とした社会ができているからです。しかし個人は無力ではありません。志をもった1人ひとりが、他の人々と連携して行動することによって大きな力となります。そして社会へ大きな影響を与えることができるのです。 過去に起きた様々なことによって、良い部分も、悪い部分も、現在の社会が作られています。同じように、現在行われている様々なことによって未来は創られるのです。「明るい豊かな社会」の実現という壮大な夢を抱き、私たち青年会議所が綱領に謳っている英知と勇気と情熱、この心構えが大切なのだと思います。自らを律し、自らを成長させることで青年としての魅力を身につけ、1人でも多くの仲間と共にこの地域で光り輝く存在になる。これが私たちの未来に対する責任であると思います。
魅力ある青年経済人になろう
青年会議所が何をしてくれたかではなく、青年会議所運動を見て地域の人々が何を感じてくれたかが大切だと思います。この地域の青年経済人として、社団法人渋川青年会議所メンバーに触れたとき、さすがJCメンバーだと思われる団体になりたい。そしてそれは、社団法人渋川青年会議所に会員を送り出している企業をはじめ、皆が最も期待していることではないでしょうか。 沢山のメンバーとの深いかかわり合いの中で自分自身を知り、そして自分の足らなさに気づきます。腐る必要はない、怖気づく必要もない。それに気づいたからこそ成長への一歩を踏み出せるし、活動を通じて心の底から付き合った事で生まれる、深い絆で結ばれた『友』が見守ってくれています。 自分を大きく成長させてくれる魅力ある組織だからこそ、我々が貴重な時間や費用を懸けてでも集う価値が存在します。青年会議所運動のすべてを、自分自身が成長するための糧として、積極的に取り組んでいきましょう。
まちづくりはひとづくり
我々青年会議所が目指すまちづくりのかたちとは、未来に向けた「ひとづくり」運動であるといえます。「まちづくりはひとづくり」。これを合言葉にして、地域住民、行政や企業、他の団体の方々など多くの人々の心に社団法人渋川青年会議所の思いを伝え、共に活動することが求められています。 単年度制である青年会議所において、継続して開催されている事業は、継続する意義があるから今日まで続いてきています。継続して続いてきたことで、青年会議所メンバーと地域の方々とのかかわりが増え、それぞれの事業目的にそった効果をあげていると思います。青年会議所が直接地域の方々とふれあう事業は、「明るい豊かな社会」の実現に向けて必要不可欠な運動であるといえます。 今年で第60回を迎える「日本のまんなか渋川駅伝大会」や、「日本のまんなかジュニア駅伝大会」「ちびっこへそ踊りパレード」においては、今までの目的や試みを踏まえ、より多くの方々と連携し、自分たちが生活するこの地域に対してさらに愛着心を育むための大会へと進化させてまいりましょう。また、共生の心を育む「献血運動」については、日本社会における献血の必要性を伝え、1人でも多くの地域の人々が、他人を慮る行動を行う絶好の機会と致しましょう。 また昨年度、「誇りあるふるさとの創造」を掲げて制作した「渋川かるた」は、郷土かるたに秘められたまちづくりに対する可能性を十分に検討し、未来に向けたまちづくり運動に活用してまいります。
時代に即した組織運営を目指して
ひとつの組織が生まれ、代々受け継がれて継続していくことはとても難しい。伝統というものは、それが続けば続くほど価値が大きくなると考えています。ただしそれを取り巻く環境は、時代とともに大きく変化していきます。 1967年に渋川青年会議所が設立され、1973年に民法第34条に基づく社団法人となりました。そして今日、公益法人制度改革関連3法が成立し、2008年12月1日より施行されたことから、社団法人渋川青年会議所は特例民法法人となりました。そして2013年11月末に控えた移行期間の終了までに、公益法人認定法を満たす公益社団法人に移行するのか、一般社団法人に移行するのか、もしくは解散するのか、具体的な準備が必要とされています。1年間を通じて、公益社団法人の認定申請に向けて準備してまいります。 「公益」とは「公」の「利益」になること、つまり不特定多数の方にとって必要とされるということになります。そのために広報渉外活動はますます重要になってきます。「公益」を証するための情報公開をはじめ、不特定多数の方々への情報の受発信を戦略的に行う必要があります。新聞やテレビやインターネット、自治体や社団法人渋川青年会議所が制作する広報誌、そしてそれらにかかわる関係諸団体との連携など、今日までの関係を考慮にいれて、さらに充実した活動にしてまいります。 一方で事務局の役割も重要です。公益社団法人への移行認定にあたっては、公益目的事業比率もさることながら、経理的基礎も求められます。やらなければならないことを当たり前のようにやる。少ないメンバーの中で確実な組織運営ができるように整備することも、社団法人渋川青年会議所の未来に対する責任であると考えています。私たちの目的を達成するために最も適した組織運営をおこなってまいります。
会員拡大!50人を目指して
「明るい豊かな社会」の実現という壮大な夢を実現するために、そして社団法人渋川青年会議所の未来への責任を果たすうえでも、会員拡大は最も重要な課題であります。
●私たちの住むまちを、渋川広域という地域を、もっと活力あるまちにするんだ ● 青年会議所運動を沢山の人々に知ってもらい、みんなで地域を良くするんだ ● 社団法人渋川青年会議所を通じて、深い絆で結ばれた本当の『友』を見つけるんだ ● 青年経済人として、所属する企業の発展のためにも、自分自身を成長させるんだ ● 地域に愛着を持ち、日本人としての誇りを持ち、未来の社会を創造するんだ
青年会議所運動に誇りを持ち、その可能性や価値を見出して、ただひたすらに相手を説得するしかありません。私たちメンバーの誰かが、熱意をもって説得するしかありません。 2010年度は会員数50人を目指します。そしてそのために、「あなたに出会えて本当に良かった」と言われるJAYCEEになりましょう。様々な機会を通して、メンバー一丸となってまだ見ぬ本当の『友』を探しに行きましょう。
おわりに
「明るい豊かな社会」の実現という青年会議所運動は、すぐ目に見える形になるとは限りません。時には壁にぶつかることもあるでしょう。苦手なこともあるでしょう。しかし、私たちJAYCEEが地域のリーダーとして、積極果敢に取り組み、気概を持ってその壁を乗り越えれば、結果は必ず出るものです。それが、確固たる自信につながり、自己を成長させ、より強い組織を育み、さらにこのまちを元気にしていくのです。 みんなが主役の青年会議所運動です。かかわりのあった全ての人々を魅了し、社会にポジティブな変化を巻き起こそうではありませんか。この地域に住んでいるすべての人々が、自分たちの国や地域に誇りと愛着を持ち、自分たちの生き方に自信がもてる、そして未来に希望を抱ける社会を創っていきましょう。1年間よろしくお願いいたします。
2010年度 社団法人渋川青年会議所 委員会業務分掌
1. 総務委員会
- 事務局の管理
- 総会、理事会に関する事項
- 財務に関する事項
- 日本青年会議所、JCI、関東地区協議会、群馬ブロック協議会及び各地青年会議所との連携に関する事項
- 褒賞に関する事項
- 定款、その他諸規定に関する事項
- 公益法人制度改革に関する事項
- LOM活動の記録に関する事項
- 地域防災、緊急災害に関する事項
- その他、各委員会に属さない事項
2. 拡大広報委員会
- 会員の拡大に関する事項
- 新入会員の研修・オリエンテーションに関する事項
- (社)渋川青年会議所トレーニング規定に基づく講座の実施に関する事項
- インストラクター養成に関する事項
- 広報に関する事項
- 渉外(関係官庁及び団体との連携)に関する事項
- LOM活動の映像等の記録に関する事項
- ホームページの維持・管理・更新に関する事項
- その他新入会員、広報、渉外に関する事項
3. 会員研修委員会
- 例会の運営及び記録に関する事項
- 会員相互の親睦と健康に関する事項
- 本会議所の運営円滑化、参加意欲向上に関する事項
- 国内外青年会議所及びその会員との親睦に関する事項
- 会員の資質向上に関する事項
- 3分間スピーチに関する事項
- その他、会員間の交流、研修に関する事項
4. まちづくり事業委員会
- 渋川へそまつりに関する事項
- 第60回日本のまんなか渋川駅伝大会に関する事項
- 第11回日本のまんなかジュニア駅伝大会に関する事項
- 献血運動に関する事項
- 青少年健全育成に関する事項
- その他、まちづくり事業に関する事項
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